ネスレ日本、炭酸入りコーヒー「スパークリング・カフェ」を5月22日から全国で発売
2006年05月19日 12:30
【ネスレ日本】は5月18日、炭酸入りコーヒー飲料『ネスカフェ スパークリング・カフェ』を5月22日から全国のコンビニエンスストアやスーパーなどで発売すると発表した。炭酸入りミネラルウオーターが売れるなど最近、炭酸飲料が見直されているとして、炭酸入りコーヒーを本格的に投入することにしたという。なおこの「炭酸入りコーヒー」は各国のネスカフェでも初の商品となる。
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18日は記者向けの会見が開かれたようで各誌にて記者会見のようすが報じられているが(【スポニチ】など)、今現在ネスレの公式サイトなどではリリースは掲載されていない。記事によると、「飲んだらやみつき」「コーヒーの味わいと炭酸のシュワッとした刺激を同時に楽しめる」「深みのあるコーヒーの味を損なうことなく、甘さをひかえてすっきりとした後味を実現した」とのこと。ネスレ側いわく、
「万人向けとは言えないが、はまる人ははまる」
と微妙なテイストであることを自認しているもよう。ターゲット層は20代から30代の男女を想定している。なお値段はボトル缶が140円、通常缶が120円。
この「微妙さ」はメディア側も表現に苦労しているようで、例えば【ライブドアニュース】では
「6人に1人は必ずはまる。はまった人が毎日飲んでくれればいい」
「すべての消費者に受け入れられる平均的な味作りでは、この厳しい業界の中で生き残ることは難しい」
と表現されている。
元記事でも指摘されているように、炭酸入りコーヒーはこれまでにも何度か現れてはすぐに消えていった。「特殊な商品」である以前に、買い続けられるだけのテイストであるかどうかが問題だったようだ。今回のネスレによる新商品「ネスカフェ スパークリング・カフェ」の発売で、炭酸入りコーヒーが新ジャンルとして定着するかどうか、微妙な意味で注目されそうではある。
新しいタイプの炭酸入り飲料は概して好き嫌いが多分に分かれそうではあるが、当方(不破)は個人的には「紅茶」+「炭酸」から成る『リプトンティーソーダ』がお気に入り。最近近所で見かけなくなったのが至極残念だが、既存の飲み物と炭酸をフュージョン、もとい掛け合わせて成功した稀有な例だと考えている。なによりあの、レモンティーの風味とほのかな炭酸の刺激がバランスよく調和した、すっきりとした味わいとのど越しがたまらない。果たして「ネスカフェ スパークリング・カフェ」には、このリプトンティーソーダのような「美味なる感激」を与えてくれるパワーはあるのだろうか。
「ネスカフェ スパークリング・カフェ」が正当な味わいで評価されるのか、それとも興味本位的な意味でセールスを伸ばすのか、まずは発売日以降の動向に注目しよう。当方でももし見かけることがあれば、トライする……かもしれない。
(最終更新:2013/09/03)
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