南極地域観測50周年・国際連合加盟50周年記念貨幣が年末以降に発売
2006年05月12日 06:30
【財務省】と【文部科学省】は、日本の南極地域観測が始まってから及び日本が国際連合に加盟して50周年にあたるのを記念し、それぞれ南極地域観測50周年記念ニッケル黄銅貨幣、国際連合加盟50周年記念純銀貨幣を発行すると発表した(財務省リリースページ)。発行時期は前者が2007年1月、後者が今年12月の予定。
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【文部科学省のリリースページ】によれば、今年は昭和32年1月29日の昭和基地開設以来、関係各省庁が連携し国家事業として南極地域の科学的な観測を行うことで、地球環境変動等の問題に関し多大な成果をもたらしていることから、通貨法第5条第2項に基づく「国家的な記念事業」として記念貨幣を発行するにふさわしいとされたもの。国連記念貨幣も同様の理由によるものと思われる。
南極地域観測50周年記念ニッケル黄銅貨幣のデザインは、表が初代南極観測船「宗谷」と樺太犬「タロ」「ジロ」、裏面が南極大陸とオーロラ(額面500円)。4つの星は、我が国の観測施設を表したものとのこと。また、国際連合加盟50周年記念純銀貨幣は表が地球と桜花、裏が国際連合の紋章を表している(額面1000円)。
南極地域観測50周年記念貨幣
なお南極地域観測50周年記念ニッケル黄銅貨幣は通常記念硬貨なので一般金融機関などで額面価格で引き換えが行われるが、国際連合加盟50周年記念純銀貨幣は製造費用が額面価格を超えるもので、独立行政法人造幣局が製造費用を下回らない価格で販売する、いわゆるプレミアム型の記念貨幣。金融機関などでの引き換えは行われず、独自販売価格で独立行政法人造幣局から販売されるとのこと。欲しいと思っている人は注意が必要だ。
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