村上ファンド、実質4%を保有し再びTBS(9401)の大株主へ

2006年05月06日 06:00

株式イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると、【阪神電鉄(9043)】の筆頭株主として阪神や【阪急ホールディングス(9042)】らとのやりとりの発表をゴールデンウィーク中も行い注目を集めている『村上ファンド(www.maconsulting.co.jp)』が、一度ほとんど売却していた【TBS(9401)】の株式を再び買い進め、2006年3月末の段階で実質的に4%を保有している株主になっていたことが明らかになった。筆頭株主の[楽天(4755)]につぐ第二位株主。

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関係者の話によると、村上ファンドは3月末の段階でTBS株式の2.8%を取得、さらに信託銀行に預けたまま名義を書き換えていない株式もあわせると4%程度になるとTBS側に通告しているとのこと。楽天とTBSとのやりとりで「イニシアティブを握るのでは」と昨年秋口に話題になった村上ファンドのTBS株式保有率は一時期7.45%にまで高まっていたが、10月にほとんど売却していた。今回の再度買い増しについて村上ファンド側では相変わらず投資目的であるとTBS側に説明しているという。

【楽天(4755)とTBS(9401)、提携協議期間を延長。さらに来週にも株式を信託】にもあるように、現在TBSと楽天の間には「一時休戦協定」のようなものが結ばれ、業務提携の協議が行われている。村上ファンドとしては、(権利=議決権の確定はすでに終了しているが)6月に開催予定のTBS株主総会に向けて行われているであろう両社間の駆け引きをうまく利用し、まさに言葉どおり「投資目的」を果たすべく「株主価値を高めるための株主提案を行う」ことを画策していると思われる。

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