キッコーマン(2801)、アメリカで健康食品のてこ入れのためカントリーライフ社を完全子会社化
2006年05月13日 07:00
【NIKKEI NeT】によると【キッコーマン(2801)】はアメリカで健康食品分野を本格的に開拓するため、【カントリーライフ社(Country Life)】を完全子会社化するという。有機栽培で育てた大豆を原料にした豆乳やしょうゆを大手自然食品スーパーに売り込むほか、サプリメント(栄養補助食品)の開発を強化するとのこと。
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記事によると北アメリカは今後もこの分野で年率5%程度の成長が見込める市場であり、健康食品分野をキッコーマンの主軸事業であるしょう油に次ぐ事業に育てたい会社だという。
【リリース】にもあるように、カントリーライフ社は2005年3月にアメリカの健康食品メーカーであるコンサック インダストリーズ社(Consac Industries)と共同で設立した会社。その際のキッコーマンの出資比率は46.3%だったが、4月中旬にコンサック社の保有株式をすべて買い取って完全子会社化したという(買収額は未公表)。カントリーライフ社はコンサック社の健康食品事業が母体で、自然食品を扱う大手高級スーパーに販路を持つ。
サプリメントや健康食品を用いた健康維持には日本以上に関心が強いアメリカでの健康食品事業の展開は、キッコーマンにとってプラスとなることだろう。また、国別の傾向の違いはあれども、健康食品における事業のノウハウの取得は、将来日本でも今分野での事業展開・拡大を図る際に役立つに違いない。
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