【更新】献血経験ナシの若年層の26%が「献血そのものを知らない」との回答
2006年05月12日 06:30
[YOMIURI ONLINE]によると【厚生労働省】がはじめて調査した「若年層献血意識調査」によって、献血経験のない若年層の4人に1人が、そもそも献血の存在自体を知らなかったことが明らかになった。
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調査は今年の1月から2月の間、16歳から29歳の献血経験者・未経験者それぞれ5000人を対象にインターネットで実施。その結果、未経験者のうち「献血そのものを知らない」と答えた人は26.2%にのぼったという。また、日本赤十字社が開設している各地の献血ルームのイメージについて、「暗い」と答えた火とは経験者が8.3%だったのに対し、未経験者は20.6%に及んだという。
元記事では、献血者は1995年に629万人だったが昨年は532万人までに減少。特に今回調査した年齢層は285万人から177万人と減少幅が大きい。厚生労働省の公式サイト上に正式発表データが掲載されていないので元記事のみの情報になるが、同省側ではこの結果に「ここまで多いとは思わなかった」とショックを隠せないもよう。もちろん厚生労働省関係者でなくともショックだと思われるが。
「献血そのものを知らない」「献血のイメージが暗い」という調査結果から、献血そのものの露出、ピーアール度と広報展開の手法に問題があるのは確かなこと。先に【「メイドカフェ」のメッカ秋葉原でメイドさんマッサージ付の献血実施中】でもあったように、色々と世情にあわせ、臨機応変に対応しながらもっと世間へのアピールをしていかないと減少傾向を留めることはかなわないだろう。それと同時に、よく言われている献血への不安(針の話とか)を取り除くためにさらなる体制の改善と、啓蒙運動が必要。
献血自体はけっして悪いことではなく、むしろ奨励されるべき行動。まずは「もっと多くの人に正しい姿と有意義な内容知ってもらう」ことが大切なのだろう。そのためには場当たり的、義務的な一辺倒のやり方では無く、もっと積極的、活発的な施策が求められているのだろう。
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(最終更新:2013/08/28)
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