メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、予備軍もあわせて2000万人近く
2006年05月09日 12:30
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると、【厚生労働省】が発表した【平成16年 国民健康・栄養調査結果の概要について~メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況を中心に~】の中で、脳卒中や心筋こうそくなどになる危険性が高いメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に該当する人が、予備軍もあわせると全国で1960万人にものぼるという調査結果が掲載されていることが明らかになった。
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肥満の人が「高血圧」「高血糖」「高脂血症」のうち2つ以上に該当するとメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と判定され、将来脳卒中や心筋こうそくになる可能性が高いとされている。上記調査結果によると、40歳以上でメタボリックシンドロームが強く疑われる人は940万人、その疑いがあるいわゆる予備軍は1020万人、あわせて1960万人にのぼるとのこと。
この傾向は特に男性に多く、予備軍までをあわせると40歳から74歳までの男性の51.7%・二人に一人が該当するという。なお女性の場合は同条件で19.6パーセント、およそ五人に一人。
ちなみにメタボリックシンドロームと判断されるのは腹囲(ウエスト周り)が男性85センチ以上、女性90センチ以上で、高脂血症、高血圧、高血糖の3リスクのうち2つ該当する場合。1つだけ該当する場合を予備軍と定義。また、腹囲が基準を超えている人は、超えていない人に比べ、3つのリスクのうち2つ以上該当する割合がすべての年代で高く、腹囲とリスクの関係を裏付けた。
メタボリックシンドロームは内臓に脂肪が蓄積する、いわゆる内臓脂肪型の肥満が原因とされている。厚生労働省では「該当する人は自分の生活習慣を見直し、何よりもまず定期的な運動や栄養のバランスのよい食事を心がけてほしい」とコメントしているという。
余談として上記3リスクにさらに「肥満」(BMI値が25以上)を加えた4リスクが該当する人に対しては、二次検査を受ける費用や特定保健指導を受けた際の費用に労災保険が給付される(【参照:知っ得? 納得!! メタボリックシンドローム】)。心当たりがある人は検査や指導を受け、状況の改善に努めるべきだろう。また[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]でもメタボリックシンドロームに関する特集記事が掲載されている。こちらもご参照あれ。
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