水産大手のマルハ(1334)、卸売の神港魚類(9988)を株式交換で完全子会社化へ

2006年05月23日 07:00

水産大手の【マルハグループ本社(1334)】は5月22日、子会社の【神港魚類(9988)】を株式交換で完全子会社化するこを明らかにした(発表リリース、PDF)。神港魚類の普通株式1株に対して、マルハ本社の普通株式1.79 株を割当交付する。ただしマルハ本社保有の神港魚類株式には割当は行われない。

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リリースによれば今回の完全子会社化は、グループ総合力が発揮できる事業基盤整備と荷受事業強化策実施に向けた意思決定の迅速化を図ることを目的としている。要は「本業をより効率的・スピーディにするため」ということ。なお現在マルハ本社は神港魚類の株式37.78%、議決権の66.3%を実質的に保有している。

「世界の魚屋」を自負する水産の最大手のマルハも、経営の最適化のために努力を続けている、ということなのだろう。ちなみに神港魚類には株主優待制度があったが、マルハにこれが引きつがれるのかどうか、少々気になるところではある。

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