ボーダフォン、やっぱり「ソフトバンクモバイル」に。10月1日から(更新)
2006年05月18日 14:35
[ソフトバンク(9984)]は5月18日、ソフトバンクの子会社となったボーダフォンの社名を10月1日から「ソフトバンクモバイル株式会社(英文表記:SOFTBANK MOBILE Corp.)」に変更すると正式に発表した(【発表リリース】)。また、ブランド名も「ボーダフォン」から「ソフトバンク」へ変更する(ブランド名が「ソフトバンクモバイル」ではないことに注意)。
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ブランド変更に伴い、全国約1856店「ボーダフォンショップ」をはじめとした顧客との接点や、同社が提供する商品・サービスの名称・デザインなどは、社名変更期日の10月1日に向けて順次切り替えていくとのこと。
社号の変更についてソフトバンク側では
同社は、今回の商号(社名)変更およびブランド変更により、名実ともに「総合デジタル情報カンパニー」ソフトバンクグループの一員として、グループ内のシナジー効果を最大限に発揮しながら、ソフトバンクグループが目指す「デジタル情報革命」の実現に向けて、革新的で高付加価値の商品やサービスを提供できるよう取り組んでいきます。
と説明している。
先に何度かリーク情報としてメディアに流されていた「ソフトバンクモバイル」という名称はやはり事実であったわけだが、会社名が「ボーダフォン」から「ソフトバンクモバイル」はともかく、ブランド名が「ボーダフォン」から「ソフトバンク」に変更、というのはどういう意図があるのだろう。
恐らくは「ソフトバンク」という大元のブランド名をより普及するためにあえてブランド名を「ソフトバンクモバイル」ではなく「ソフトバンク」にしたと推測されるが、親会社の社名とまったく同じブランド名では(シナジー効果はともかく)混乱を招きかねない気がする。これでは【NTTドコモ(9437)】の端末を「NTTドコモ端末」と、【KDDI(9433)】のau端末を「KDDI端末」と呼称するのと同じ。プロ野球球団ですら「ソフトバンク」という語句は用いられているものの、「福岡ソフトバンクホークス」とそれなりの言葉が付け加えらているというのに。とはいえ、慣れてしまえばあまり違和感も無くなるのかもしれないが。
またソフトバンクは同日、ボーダフォングループと資本金110億円規模の合弁会社の設立も合わせて発表している(【発表リリース】)。これにはソフトバンクとボーダフォンから役員が半々ずつ派遣され、資本金割合も折半。携帯電話端末の共同開発などやソフトウェアの共同開発、コンテンツの共同通達と配信など、両グループが手に手を取り合い一丸となって携帯分野を突っ走るための最前線基地的や役割を果たす会社になると思われる。
それだけ孫社長が本気を出しているということなのだろう。
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