SBI(8473)、イーホームズの株式を北尾CEOに買取価格と同額で譲渡

2006年04月20日 19:30

株式イメージ【SBIホールディングス(8473)】は4月20日、4月13日に取得した【イーホームズ】株式8717株(40.0%)について、同社の代表取締役執行役員CEOの北尾吉孝氏に、買戻し条件付きで、SBIが購入したときと同じ価額で譲渡することを明らかにした(発表ページ)。

スポンサードリンク

今回の株式譲渡は先に【SBI(8473)、イーホームズの株式を取得し子会社化】で報じたとおり、イーホームズに対して近日中に架空増資による公正証書原本不実記載容疑で強制捜査が入るのではないかという報道があり、それを受けての動き。買戻し条件は「イーホームズのこの増資が適法であり、かつ免許業者としての地位を維持できると合理的に判定でき」たら、としている。すでに北尾氏は単独で1961株(9.0%)を取得しているが、今回の(一時的)譲渡でほぼ半分の49.0%を取得することになる。

SBIによるイーホームズの株式取得について、半ば北尾氏が責任を取った形ともいえよう(逆にいうと、今回のイーホームズ買収は、北尾氏が責任を取る必要があるような決断によったところが大きいのだろう)。それにしても北尾氏の独断でイーホームズの買収に乗り出す行動力、そして今回の動きに対して素早く自分の責を実働で明らかにする決断力、そして何よりもそれをなしえるだけの財力について、関心させられる。

とはいえ、これでもしイーホームズが無罪放免ということになり、SBIが買い戻す際にプレミアをつけるということにでもなれば「やっぱりな」という話になるのだが。さすがにそれは無いだろう。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ