日銀、中・高校生向けの教育関係コンテンツの配信開始
2006年04月27日 07:00
【日本銀行】は4月26日、公式サイト上に教育・学習情報コーナーを開設し、教育関連コンテンツの提供を開始した(【発表ページ】)。クイズを用いて日銀関連の知識を学べるものなど、日本銀行への注目を高めてもらう意味合いがありそうだ。
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リリースなどによれば新コーナー【クイズで学ぼう日本銀行】は、クイズ形式で10問の出題に答えていくというもの。初級・中級・上級の3コースが用意されていて、10問の質問に答えることで結果が判る。問題は固定されておらずプレイのたびに内容が変わる。
また、中学校の教育課程「公民」の指導用教材として、「お金」「モノの値段」「銀行の役割」について語られた動画や、日本銀行を見学する生徒向けに配布しているパンフレット「にちぎんへようこそ!」のPDFファイルをアップロードするなど、音声や図版を用いてマルチメディアな面から日銀への理解を深めてもらおうという意図がうかがえる。
今回の各種コンテンツ配信は、「開かれた日本銀行」を目指すということだけでなく、金融政策をはじめとする各種政策で、名前は聞くけど具体的に何をしているのか理解されにくい日本銀行への理解者を増やしたいという日本銀行の思惑もあるようだ。
クイズと日銀。一見まったく相容れない感じがしなくもないが、これもまた改革の一つとして受け止め、評価すべきものなのだろう。
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