【更新】「どうする、アイフル」で「どうする、くぅーちゃん」なペット事情

2006年04月26日 19:30

くぅーちゃんもどきイメージ[YOMIURI ONLINE]によると、消費者金融大手の[アイフル(8515)]のテレビCMで人気を博し、ペットショップでも引っ張りだこになった小型犬のチワワが、アイフルの行政処分事件など社会的問題の影響を受け、人気に陰りが出ているという。アイフルが【金融庁】から全店舗業務停止命令を受けた4月14日以降は現金にも、ペットショップへの注文も減っているとのこと。

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記事によればチワワの子犬はくだんのテレビCMが始まってから人気の高まりと共に相場も上がり、最高で60万円程度になった。ブリーダーが一儲けを企み「量産化」してからは供給過剰になり、最近では20万円から15万円まで値を下げていたという。テレビCMに登場する「くぅーちゃん」と同じ白いチワワがほしいという注文も少なくなった。業界内では「今年は戌年でニーズもある。一番ペットが売れるゴールデンウィークに期待をしている」というコメントも聞かれるとのこと。

チワワイメージ実際、『楽天市場で「チワワ」というキーワードを用いて検索をかけてみると』、最高額でも30万円、主要な価格帯は15万~7万円台が主なようだ。「くぅーちゃん」のような真っ白なチワワは人気が高くまだ割高である一方、ダックスフンドとチワワの配合種「チワックス」という種類がかなりの数を占めているのが目に付いた。

元記事にもあるが、チワワの一時的相場高騰で、欲深く能力不足な一部ブリーダーが不十分な環境下でチワワの無理な「増産」を行った。その結果、買い手が付かない状態が続き、半ば以上放置されているという悲劇が生まれている(先日某局のニュース番組でも紹介されていた。動物保護のNPOも一部を救出しているが固有「資産」ということもあり積極介入はかなわないらしい)。

一部の人の欲に振り回される被害者(犬)ほど悲劇的なものはない。相場が下がれば無謀な「増産」も止むだろう。要は経済市場上の面における自然の摂理に従い、情勢の沈静化を待つしかない、ということなのだろうか。


(最終更新:2013/09/04)

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