【更新】『脳トレ』は認知症やアルツハイマー病予防にも!? 川島教授語る

2006年04月17日 07:00

東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニングイメージ記憶が徐々に失われ認知症(かつて「ぼけ」「痴呆症」といわれていたもの)を起こすアルツハイマー病について、特に高齢者においては病状の進行抑制や予防法として「読み・書き・計算」のトレーニングが有効なことが分かってきたという。[YOMIURI ONLINE]で、あの東北大学教授(脳生理学)川島隆太氏によるインタビュー記事が掲載されていた。

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アルツハイマー病は脳の神経細胞が徐々に破壊され、記憶力の低下も起きる。そして失われた細胞の回復は困難。しかし大脳の前方にあり思考やコミュニケーション、行動の抑制などをつかさどる「前頭前野(ぜんとうぜんや)」を活性化させると、「失った脳機能の一部が補われ、日常生活での支障を最小限に抑えられる」という。それだけでなく前頭前野を日頃から活性化させることで、予防効果も期待できるとのこと。

脳を鍛える新聞の読みかたイメージとなれば前頭前野の活性化に励みたいところだが、具体的には何をすべきか。川島教授が薦めているのが「読む・書く・計算する」。具体的には参照元記事を読んで欲しいが、新聞を用いた毎日10分ほどの、誰にでもできる簡単なトレーニング方法が紹介されている。またこの方法は、子どもの脳の活性化・発育のために有効だという。さらに記事ではこの方法を詳しく説明した『脳を鍛える新聞の読みかた』という川島教授の本の紹介も行われている。

さて「読む・書く・計算する」と「川島教授」というキーワードで少なからぬ人が連想するのが、今やミリオンヒットセラーとなっている[任天堂(7974)]の『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』と『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』。あのゲームも当然ながら「読む・書く・計算する」の要素がふんだんに盛り込まれている。思い返してみれば、なるほど川島教授は自分の主張を徹底しているだけといえる。

楽しく遊んで脳を活性化し、病気の予防になるのなら、新聞だろうがゲームだろうが有効活用しない手はない。川島教授の主張を耳にするたび、あらためて認識させられる。


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(最終更新:2013/09/18)

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