手のひらサイズの個人情報保護、アイディア商品ノリ切りバサミをシュレッダー代わりに

2006年04月10日 12:10

5連刃ハサミイメージ本日4月10日に放送されたNHKのニュース番組で、個人情報保護に関する特集が放送された。主旨としては、身近な道具で一人一人が個人情報の漏えいを防ごうというもの。また、情報保護の意識の高まりに伴い、さまざまなアイディア・新商品が発売されていることも紹介されていた。その中で目に付いたのが『5連刃ハサミ』なるシロモノ。

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5連刃ハサミイメージこのハサミ、名前の通り、普通のハサミの柄の部分に、狭い等間隔(約3.5ミリ)で5枚の刃が連続して横に付けられている。一度ハサミを入れると、刃の間隔にそって5回分まとめて切れる。まるで「王様のアイディア」で販売されているような奇抜なアイディア。

元々5連刃ハサミは、きざみノリを自分で作るために考案された。そして「細かく裁断できる」という特徴を活かし、不必要となった書類などを気軽に裁断して処分する目的でも使われるようになってきているとのこと。要は「簡易手動携帯シュレッダー」というわけだ。一回ハサミを入れると細長い、それこそきざみノリのように書類を裁断できるし、途中で裁断した段階で90度向きを変えてもう一度ハサミを入れればみじん切りにもできる。まさに発想の転換というか「よく考えたな」と頭が下がるばかりの思い。

放送ではこのほかにも、返信用ハガキなどで住所や名前など個人情報の部分に目隠しをするシールを気軽に『個人でも使えるハガキやシール』の紹介なども行われていたが、この「5連刃ハサミ」の前には存在感も薄れてしまった。

「5連刃ハサミ」をシュレッダー代わりに使うというアイディア、「必要は発明の母」という言葉を改めて実感させられた一件だといえよう。


(最終更新:2013/09/04)

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