【更新】歯がしみる=虫歯、とは限らない。意外に多い知覚過敏を予防するためには「軽い歯磨き」

2006年04月01日 12:30

歯磨きイメージ[YOMIURI ONLINE]に虫歯と並んで歯の痛みの原因として挙げられる「知覚過敏」に関する記事が掲載された。歯の痛みやしみる症状が虫歯に限らないこと、知覚過敏とは意外に誰でもなりうることなどが紹介されている。

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「知覚過敏」とは言葉どおり、「知覚が何らかの理由で過剰に敏感になり、結果としてしみたり痛みを感じる」こと。正確には「象牙(ぞうげ)質知覚過敏症」というのだそうな。元記事にはイラストで解説されているが、主に歯肉が下がって歯そのものの根っこの部分が露出してしまい、そこにある神経が反応してしみることがあると説明されている(本当はもう少し複雑。元記事を参照のこと。要は「本来歯肉でカバーされている部分が出てしまい、そこからしみる」ということ)。

歯の根の部分が露出しても必ず傷むとは限らない。歯の根が歯垢(しこう)で汚れてしまい、細菌が出す刺激でしみてしまったり、歯ブラシで強く磨きすぎたがためにしみることもあるという。そのような知覚過敏の場合、まずはやさしく磨いて細菌を取り除き、その上で歯を強くしたり幕でおおい、刺激がつたわらないようにする治療法が取られる。

驚いたのがこの「知覚過敏」という症状、2割の人が経験する症状なのだそうな。多いのは30歳から50歳、男性よりは女性の方がかかりやすいという。気になる予防法はといえば「歯を刺激せずに、軽く歯磨きをして歯垢を落としておくのが予防と治療の基本」。要は虫歯予防とあまり変わらないわけだ。

皮質など他の部分と違い、歯は自然回復・治癒することの無い、数少ない人間の機関のひとつ。面倒くさがらずに正しい方法での歯磨きを忘れずに行い、歯の健康に心がけることが、虫歯や知覚過敏への備えになる。誰のものでもない、自分自身の歯なのだから、大切にしようではないか。

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