「ゲームセンターあらし」はインベーダーゲームやギャラクシアン、ミサイルコマンドなどアーケードゲームの黎明期において連載された、テレビゲーム漫画。主人公のあらしが奇抜な技を次々と繰り出してテレビゲームを攻略し、ライバルと戦っていくという、今ではおなじみの「バトルストーリー」タイプの漫画のテレビゲーム版。あらしの必殺技「炎のコマ」や「ムーンサルト」などは流行語にもなるほどの人気で、アニメにもなった。

記事によると今回連載される「あらしで分かる！i-revoゲーム・ゲームセンターあらし」は、8ページずつ全6回、毎月更新というスタイル。作者のすがやみつる氏は「ゲームセンターあらし」以外にもパソコンなどの分野でノウハウを教えていくタイプの漫画に長けており、その方面でのスタイルになるようだ。

なおi-revoではこの月刊更新漫画以外に、すがやみつる氏によるコラムやブログの連載も始まっている。同氏のファンは一度チェックしてみると良いだろう。

果たして当時と比べはるかにきらびやかになった今のアーケードゲームや、カードやアクションなど単なるスティックとボタン操作以外の入力も要求されるようになった今のアクティブタイプのゲームに、「あらし」がどうリアクションするのか、楽しみでもある。

蛇足だがすがやみつる氏は「菅谷 充」という名前で一時期ブームになった架空戦記小説も何冊か執筆している(『アマゾンでの登録冊子』)。ゲームセンターあらしは当然出てこないが(苦笑)、読みやすい文体と比較的ライトなストーリー展開で好感が持てる内容だ(当方も数シリーズを読破し今でも手元にある)。

(最終更新:2013/09/19)