イートレード証券(8701)、株式手数料大幅引き下げ、6月1日から10万円まで無料、30万円まで税込315円
2006年04月20日 19:30
インターネット専業証券会社の【イー・トレード証券(8701)】は4月20日、6月1日約定分から株式委託手数料を大幅に値下げすることを発表した(【発表リリース】)。現物・信用取引ともに、1日の約定代金合計が10万円未満の場合は手数料無料(現行税込525円)、10万円超~30万円以下の場合は315円(税込)(現行税込525円)となる。アクティブプランの場合。
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詳細は発表リリースに譲るが、今回の手数料変更はパソコンサイト、モバイルサイトともに適用されることになる。【野村証券(8604)】傘下の【ジョインベスト証券】、【三菱商事(8058)】全額出資完全子会社の【三菱商事フューチャーズ】、【GMOインターネット(9449)】子会社の【GMOインターネット証券】の参入も相まって、インターネット証券会社間の競争は激化しており、手数料値下げの駆け引きも激しいものがある。
例えば同一価格帯の手数料では【松井証券(8628)】が4月3日から10万円までなら無料、30万円までなら税込315円と、今回のイートレード証券と同じ設定額に変更している。GMOインターネット証券は「業界内最安値」をうたって参入をする予定だが、その手数料は「1注文あたり」20万円まで税込105円、50万円まで315円と、早くもキャッチコピーを変更せざるを得ない状況に追いやられている。
今回のイートレード証券の手数料値下げはネット証券会社各社に少なからぬインパクトを与えることは間違いない。果たして他社がどのような対策を講じるか、注意深く見守りたいところだ。
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