共和証券、ニッシン債権回収(8426)をニッシン(8571)と間違えて誤発注売り。3000万円程度の損失

2006年04月06日 07:30

株式イメージ【NIKKEI NeT】が報じたところによると共和証券は4月5日、東証マザーズ市場に上場する【ニッシン債権回収(株)(8426)】で誤発注による売り注文を出したと発表した。5日の前場での取引で、ニッシン債権回収と【ニッシン(8571)】を誤って4000株の売り注文を出し、売買がすべて成立してしまったという。なお4000株という株数は、ニッシン債権回収の浮動株数の7%に相当する。

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ニッシン債権回収での誤発注によると思われる株価・出来高の急変イメージ記事によれば共和証券側では誤発注分はすべて買い戻したものの、同証券の損失は2000万円から3000万円になる見通し。2005年3月期の最終利益が1億8100万円の同証券としては痛い損失といえる。

ニッシン債権回収は単元1株なのに対しニッシンは単元100株。本来40枚の売り注文を出すはずが、単元の違いから4000枚の売り注文となってしまったのが損害を大きくする一因といえよう。

当日の値動きを見てみると、確かに10時半前から急激に値が下がると共に出来高が急増している。恐らくはこれが、該当する「誤発注売り注文」だったと思われる。ちなみにニッシン債権回収銘柄はその後急速に値を戻し、結局前日比ほぼ変わらずの株価で場を引けている。

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