厚生労働省、今年の禁煙週間を5月31日からに決定
2006年04月30日 11:30
【厚生労働省】は4月28日、今年の禁煙週間を5月31日から6月6日までの一週間とすることを発表した(【発表ページ】)。【世界保健機関(WHO)】が定めた「世界禁煙デー」にそったスケジューリング。
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今回の禁煙週間のテーマは「やめたい人を手助けする禁煙支援」。WHOのスローガンである「たばこ:どんな形や装いでも命取り」と比べるとずいぶんマイルドな表現である。なお趣旨によると「今年度においては、喫煙者に対する禁煙支援を通じ、喫煙の危険性及び禁煙の重要性等についての普及啓発を積極的に行うもの」としている。
厚生労働省側の主な活動内容としては、「世界禁煙デー記念シンポジウム」の開催、告知ポスターの作成と配布や掲示、新規情報の提供などとのこと。本当に禁煙を徹底させたいのならもっと大規模に予算もかけて各種アクションを起こせば良いのだろうが、税収や反発などさまざまな思惑からそれも難しいのかもしれない。「新規情報の提供」一つをとっても、実際の【情報公開ページ】の体裁を見る限り、その「力の入れよう」がうかがいしれる。
喘息の経験があり今でも気管支が弱い当方(不破)としては、世の中が禁煙の方向に向うのは大変ありがたいものがあるのだが、自我を通すだけでは世の中うまく行かないのも事実。タバコを吸う人も吸わない人も、自分だけの問題ではない、ということを頭に入れた上で禁煙週間を迎える必要があるのだろう。
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(最終更新:2013/08/28)
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