六本木ヒルズはそのビルの外見イメージによる畏怖感はもちろん(「バベルの塔」ならぬ「ヒルズの塔」と呼ばれることもあった)、入居している企業に若年企業家やIT関連で「成功した」ところが多く、時代の流れにのった勝ち組として「ヒルズ族」ともてはやされる一方、拝金主義的なイメージもあった。また、伝統的な企業に敵対的買収をしかけるなど、時代の革新をはかるための行動は「慣習に挑戦的」と受け止められる向きもあり、一部経済人からは好かれない傾向もあったことは否定できない。もちろんライブドアは堀江貴文前社長と共に「ヒルズ族」を象徴する代表的な存在だった。

なおすでに報じられている通り、「ヒルズ族とは呼ばれたくはない」として、あの【ヤフー(4689)】も本社の機能移転を検討しているという。

ちなみに今記事では【ライブドアオート(7602)、「ライブドアによるイメージダウンで売上悪化」としてライブドアへの損害賠償請求】で伝えられている、【ライブドアオート(7602)】からの同社株式を第三者に売り渡すよう要求している件について、ライブドア側ではその要求に応じる形で全株の売却を考えていることも明らかにされている。