エスエス製薬(4537)「頭痛白書」を作成、30歳以上の頭痛は一回当たり長めになるとの調査結果

2006年04月29日 06:30

時節イメージ【エスエス製薬(4537)】は4月17日、女性を対象に頭痛の実態などをまとめた「頭痛白書」を作成した。エスエス製薬では前後してイブクイック頭痛薬を新発売するなど頭痛薬への取り組みを積極的に行っており、今回の調査もそれら頭痛薬の取り組みへの一環のようだ。

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今回の白書のためのデータは2006年2月に723名の女性をターゲットに調査して取得したもの。「頭痛に悩んでいるか否か」という問いには約半数の人がそうだと答え、年代的には30代前半と40代前半の層で高いとの傾向が出ている。もっとも長い頭痛に苦しむのは35歳から39歳の層。4時間から5時間はざらで、10時間以上続く人も1割以上は存在する。一方頭痛の頻度では、週一回と比較的高頻度な人が9割に登るという、深刻な状況であることが明らかにされた。

頭痛は他人には見えないので、どのような痛みが襲っているのか表現しにくい。それでも痛み方を問うたところ、「ズキズキとした痛み」が6割以上、「頭が重くなるような鈍痛」が3割、「ガンガンとした痛み」が2割強、「締め付けられるような痛み」も2割弱との結果。

頭痛持ち本人に頭痛の原因を尋ねたところ、「肩こり」がもっとも多く65.6%。ついで「目の疲れ」が52.4%、「首のこり」が50.3%と、「こり」が上位をしめている。ついで「睡眠不足」が47.9%。白書ではこれらのことから、頭痛の原因は(本人の自覚としては)精神的な理由より肉体的な疲労が頭痛に関与していると考えているようだ。

頭痛は他人から見えない症状で理解されにくい一方、脳疾患や身体各所の変異など、重大なトラブルを身体が抱えているというシグナルである場合も多い。頭痛が日常化しているのなら、「いつものこと」「仕方ないよね」として片付けるのではなく、精密検査を受けたほうがいいだろう。せっかく身体が「信号」を発しているのだから。

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