東証、後場の立会い開始時間の延刻措置を4月24日から解除、午後0時30分からに復帰

2006年04月20日 19:30

株式イメージ【東京証券取引所】は4月20日、ライブドアによる一連の証券取引法違反事件に絡み出来高急増で、東証のシステムの許容量に問題があるとして1月19日から採っていた措置の一つである、後場における立会い開始時刻の延刻措置を4月24日から解除し、通常通り午後0時30分から開場することを正式に発表した(【発表ページ】)。

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解除の理由としては注文・約定件数が安定してシステム処理許容量で十分カバーできる範囲になったと判断したと同時に、システム能力の逐次増強をしていることなどをあげている。体面もあり、事実上ライブドア一銘柄に振り回されたことについては言及していない。

なお、後場開始時刻を通常に戻しても、システム能力増強対応が完了するまでの間、何らかの理由で注文・約定件数が急増した際の売買停止措置ラインである「注文件数850万件、約定件数450万件」は継続することも合わせて明らかにしている。

今回の決定により、1月19日以降午後において、「大証の先物だけが取引を行い、東証が取引を行っていない」午後0時30分から午後1時までの間に、先物の値動きで相場観そのものを振り回す「魔の30分」がようやく解消されることになる。少しでも相場が正常化すると良いのだが。

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