【更新】東証、2008年度から決算情報を新方式XBRLでの開示義務付け
2006年04月22日 12:30
[NIKKEI NeT]によると【東京証券取引所】は2008年から、すべての上場企業に対して決算情報を見やすく・比較しやすくした新方式XBRLによる電子開示を義務付ける。投資家は決算短信など紙を中心とした従来の方式に比べ、電子データを集計・加工しやすくなる。
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XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は財務報告用の国際的な言語(【関連サイト】)。東証などが発表している決算短信は現在PDFで配信されているため、分析をする場合は基本的にそのファイルを元にExcelなどの表計算ソフトに手入力をする必要がある。XBRLに移行されれば、データ集計や業種ごとの業績比較がしやすくなる。また、英語にも変換できるので、対海外アピールもしやすくなる。なお、証券取引所が財務情報を全面的に電子化した新方式に移行するのは世界初だという。
四半期毎のデータなら、例えば『会社四季報のCD-ROM版』などを用いれば表計算ソフトへのデータ流し込みも容易だが、なにぶんにもリアルタイムなデータ反映ではないため、スピードの面で難がある。今後、XBRLを用いたツールやブログパーツなども登場することだろう。個人的にも[日経225マップ]のような、役立つサービス提供が出てくることを望みたいところだ。
(最終更新:2013/09/18)
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