中国産割りばしの日本向け商品、2008年にも停止へ

2006年04月14日 06:30

時節イメージ【NIKKEI NeT】の報によると現在日本の割りばしの9割を占める中国製品について、中国が輸出を停止する可能性が出てきた。日本の輸入業者の話として、中国政府が割りばしの対日輸出を2008年にも停止する方針を固めたという。森林資源の保護が目的としている。今後、段階的に対日輸出が減るとのこと。

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記事によれば中国政府や割りばし業者は今年3月の時点で対日輸出を減らす方針を表明したが、今回、全面的な輸出禁止にいたることになった。先に記事にした通り、日本では割りばし消費量の9割を中国製に依存している。業者間では中国以外の、ロシアやベトナムなどへアプローチをかける動きが進んでいるという。

投資における「分散投資」という考え方にあるように、カントリーリスクがダイレクトに出てしまった形になるわけだが、いっそのこと日本国内産の割りばしの利用再開を検討してみてはどうだろうか。元々中国製を利用していたのもコストの問題があったわけだが、ロシア・ベトナム製でそれが解決できないのなら、リスク軽減だけでなく国内産業の活性化を図る意味でもプラスとなるのは間違いない。

もちろん「環境保全」云々という問題は指摘されるだろう。しかし海外ならともかく日本国内ではあまりものの木材を使っている。環境破壊どころか地球に優しい、「もったいない」精神にのっとった形となる。今回の輸出停止措置はピンチではなくむしろ「良い機会」ととらえるべきだろう。


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