2006年にもっとも使われるアプリケーションは「検索エンジン」、アメリカ調査で

2006年04月09日 18:30

【NIKKEI NeT】によるとアメリカの【Deloitte】社の調査結果で、2006年においてもっとも使われるであろうアプリケーションが検索エンジンになるであろうと予測した。これまでは電子メールがトップだった(【発表ページ、英語】)。

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記事などによれば検索エンジンの利用頻度が高まる要因として、

・機能の向上
・高速接続の普及
・使用される電子データの増大


をあげている。また、検索エンジンの使い心地について大きな進展はないとしている。今後しばらくは、特に商用サイトにおいて、今まで以上に検索エンジン対策(SEO、SEM)が求められることになるだろう。

また、デジタルデバイド(デジタル技術への知識のあるなしによる格差)は、これまで先進国と発展途上国との間で問題視されていたが、今後は国レベルの格差がますます拡大すると共に、だけではなくインフラの普及度合いによる地域レベルでの格差も広がると予測している。

最近日本ではワンセグやナンバーポータビリティとさまざまな新技術で動向が注目されているモバイル・携帯電話部門では、

・現行機種(2G)の普及率が高まり、次世代(3G)普及は遅れる
・コンテンツ事業者がニーズの高まりと共に急成長する
・モバイルテレビの成長は鈍い
・ゲーム業界では若い女性むけ商品が増える
・有料音声コンテンツが流行る


などが予想されている。

あくまで予想に過ぎないこと、しかも日本ではなくアメリカの話だから、日本市場におけるこれからの動向にどこまでマッチするかは不明だが、検索エンジンへの注目度が高まることは日本国内でも叫ばれていることであるし、後半部分のモバイル部門での予想項目も日本国内で合致しそうな話が多い。

「検索エンジン」「(特にモバイル部門での)コンテンツ事業」が重要なキーワードになりそうだ。もっとも日本の場合、特に後者において、物理的に存在しないもの(情報やコンテンツ)には対価を極限までケチる傾向が強いので、これらの分野の成長に期待するのは難しいかもしれないが……。

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