1万7000人の調査結果で緑茶やコーヒーに糖尿病予防効果あり

2006年04月20日 12:30

時節イメージ【asahi.com】によると日本の約1万7000人の追跡調査で緑茶やコーヒーを多く飲む人は糖尿病になりにくいことが明らかになった。4月18日付けの【アメリカ内科学会(American College of Physicians)】で大阪大学の磯博康教授(公衆衛生学)らが発表した。これまでコーヒーの糖尿病予防効果は指摘されていたものの、今回初めて緑茶の効果も科学的見地から明らかになったことになる。

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上記アメリカ内科学会サイト内に関連論文を見つけることができなかったので原文をチェックできなかったが、参照記事によれば、心臓病や糖尿病、がんになっていなかった男女1万7413人(40~65歳)を追跡調査したところ、5年間のうちに444人が糖尿病を発病。

そして緑茶を1日6杯以上飲む人は週1杯未満の人に比べて糖尿病の発症リスクが33%も低いことが分かった。コーヒーを1日3杯飲む人も週1杯の人と比べると42%低かった。また、肥満についてもコーヒーや緑茶を多く飲む人は発症リスクが低いという。

記事ではコーヒーや緑茶には糖尿病につながるインスリン抵抗性(インスリンがききにくい状態)を改善する効果や、脂肪燃焼促進効果があるとしている。

緑茶とコーヒーを欠かさず飲めば、これらの発症リスクが減る「ようだ」ということで、今後これらの商品のキャッチコピーにも「生活習慣病云々」「肥満云々」などの言葉が踊ることになるかもしれない(もちろん薬事法との絡みもあるが)。また、これらが含む抗酸化物質やカフェインなどを用いた糖尿病・肥満対策薬も勢いがつくことだろう。

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