タイトルを直訳すると「肥るのは食べ物のせいじゃない」とでもなるのだろうか。落札されるかどうかは別として、オークションの値段のつり上がりの過程で、数百から数千万の値がつくことはたまに見かけるが、ごく普通の書籍で1億6000万円の値になることなど聞いたことがない。それこそ金塊でも付録についていたり、偉人が執筆するかサインしていたり、歴史上の大発見ともなる書籍なら話は別だが、そのような雰囲気でもない。ISBNコードも記載されていて、まったくでたらめ、というのとも違うようだ。

残念ながらステータスは「現在、在庫切れ」とあり、買うことはかなわない。驚くべきことに、カスタマーレビュー(お客さまの感想)が1件掲載されている。感想文の最後に「起業家で自由に使えるお金がいっぱいある方にお勧めです!!!」とあるので、値段がまともに見える状況(があったかどうかは不明だが)に書かれたものでもなさそうだ。

過去に楽天市場で値段が高い商品についてのあれこれを記事にしたことがあった。また、アメリカのアマゾンでどんな高額商品が売れたのか、という話を載せたこともある。とはいえ、1冊1億6000万円の本がアマゾンに用意されているとは思わなかった。果たしてどういう内容なのだろう。非常に気になるところだ。

……多分単なるダミーデーターか、あるいは誤植だとは思うのだが、似たような(?)高額書籍で『Media Asset Library』というのもあって、こちらは60185ポンド(約1440万円)。しかもこちらはいまだに在庫がある。……買う人、いるのか？

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(最終更新:2013/08/28)