サイバーエージェント、口コミ会社「サイバー・バズ」新設を正式発表
2006年03月29日 06:30
【サイバーエージェント(4751)、口コミ活用のネット広告専門会社「サイバー・バズ」設立】でも報じたとおり、[サイバーエージェント(4751)]は3月28日、口コミ広告会社「サイバー・バズ」の新設を正式に発表した(【発表リリース】)。設立は4月3日予定、資本金は1500万円、事業内容は「CGMに特化した広告代理事業」とある。
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サイバー・バズが目指す広告代理事業の領域に指定しているCGMとは、Consumer Generated Mediaの略。日本語に訳すと、インターネットなどネットメディアの活用を通じ、消費者側が内容を作り上げていく媒体。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やブログ、Q&Aコミュニティ、掲示板などが該当する。現場の生の声が反映されやすい、双方向性的な意味合いの強いメディアといえる。
リリースでもCGMの重要性について、「Web2.0と呼ばれるトレンドの中、インターネット上において生活者の発言が広く波及し、そのスピードやクチコミ効果が非常に高まっていることを背景に」と語り、サイバー・バズの存在意義を明確化している。
とはいえ、CGMは消費者側が積極的に、かつ自主的に構成されてこそその存在価値が高まり、場が盛り上がるもの。メーカー側・企業側・広告展開側が意図的にコントロールしようとすると、そのコントロール度が高まれば高まるほど意図がミエミエとなり、参加側も興ざめしてしまう(つまり、サクラによる市場操作が分かり、醒めてしまう)。
言葉はあまりよろしくないが、いかにCGMにおいて、クライアント(メーカー)の意図にそうような広告事業を行うかがサイバー・バズのこれからの課題となることだろう。
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