ルイ・ヴィトンはすでに2005年10月にフランス国内でオンラインショッピングのシステム提供をはじめ、今年1月にはイギリスでもサポートを開始した。さらに4月からはドイツでも始める予定。先行スタートしているこれらのサイトでは、ネットでも店舗と同様に新作を含むほとんどの商品が購入できるという。

日本でも来年から新作を含む商品を注文できるようにするが、取扱う商品品目は、既存店での販売との兼ね合いにも配慮し、慎重に決めていく考えだという。ルイ・ヴィトンのネット販売への参入は、ライバル他ブランドの先行参入という要因の他に、並行輸入業者がすでに大量に販売しているため、自ら販売する方がブランドイメージ低下を防ぐためには得策だという目算があるようだ。

どの程度の品揃えが行われるのかは不明だが、(値段はともかく)誰もが簡単に購入できるようになれば、ルイ・ヴィトンの本店など海外で日本人が大挙して押しかけ、他の国々の人たちから顰蹙(ひんしゅく)まで買ってきてしまうということも少しは減るかもしれない。その分「おねだり」される立場の人の財布はますます傷むことになるかもしれないが。

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(最終更新:2013/08/28)