マイクロソフトも携帯ゲーム機開発か、米紙報じる

2006年03月21日 17:55

[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]などが報じたところによると、アメリカの【サンノゼ・マーキュリー・ニューズ】は現地時間の3月20日、アメリカのマイクロソフト(MS)が、関係筋の話として音楽や動画映像を楽しめる携帯ゲーム機の開発を進めている噂があると伝えた(【該当記事、英語】)。次世代家庭用ゲーム機「Xbox360」の開発に携わったメンバーを当てており、市場投入までに1年から2年はかかるという。

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日本はともかく海外ではXbox360もヒットしているが、それ以上にニンテンドーDSシリーズはそれこそビル・ゲイツ氏もうらやむほどにヒットしている現実がある。ゲーム機市場でさらなる飛躍を図るためには、これまで未挑戦で成功すれば大きなリターンが期待できる携帯ゲーム機へ参入を図るのは容易に想像できよう。

ただ、元記事の冒頭にも

Microsoft is designing a product that combines games, music and video in one handheld device, according to sources familiar with the project.
(マイクロソフトはゲームと、音楽、動画を一つの携帯用端末で楽しめる商品を設計している)


とあるが、この言い回しは【オリガミ(origami)プロジェクトはウルトラモバイルPC! マイクロソフトが大公開】にもあるように、マイクロソフトが先日発表したウルトラモバイルPC(超小型のパソコン、タブレットPC)「Origami」の表現に良く似ている。マイクロソフト自身は今件につき「うわさにはコメントしない」としてノーコメントを貫いているが、もし仮に事実であるとすれば、ゼロからの開発ではなく、この「Origami」の下位互換性のある携帯ゲーム機になるのではないかと推測される。

つまり、「Origami」ではこの携帯ゲーム機のソフトはほぼすべて動き、この携帯ゲーム機では「Origami」のソフトは一部動きうる、というところ。言い換えれば「Origamiの機能限定・ゲームプレイ専用端末」とでもなるのだろうか。

ともあれ現状では単なる噂話にしか過ぎない。発売予定とされる2007年か2008年までには何らかの動きがあることだろう。しかしその頃には現在の携帯ゲーム機(PSPやニンテンドーDS)はさらに先に進んでいるだけでなく市場をがっちりと固めているのは確実で、マイクロソフトの携帯ゲーム機が登場しても、相当な苦戦が予想される。

あるいは、何らかの「起死回生の策」があれば話は別だが。

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