ライブドア事件で週明けにも堀江前社長ら告発

2006年03月10日 07:00

【共同通信】が報じたところによると、【ライブドア(4753)】グループによる粉飾決算事件で、【証券取引等監視委員会】は3月9日、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、俗にいう粉飾決算)の容疑で、週明けにも同社の元社長堀江貴文容疑者ら5人と法人のライブドアを東京地検に告発する方針を固めた。また【東京証券取引所】は告発がなされた後、現在監理ポストに指定している同社株の上場廃止を決める見通しだという。

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記事によれば告発されるのは堀江前社長以外に前取締役宮内亮治容疑者、同岡本文人容疑者、【ライブドアファイナンス】前社長中村長也容疑者、ライブドア取締役熊谷史人容疑者。調べでは今回告発された者らは共謀して2004年9月の連結決算を3億円ほどの経常赤字から50億円ほどの経常黒字と記載した、虚偽有価証券報告書提出の疑いがある。

以前から告発がなされればその内容をかんがみた上で上場廃止を決めると東京証券取引所は明言しているが、差し引き約53億円の虚偽報告ともなれば「市場に影響を与えないほどの些細な内容」とはとても考えられず、上場廃止決定は避けられないものと思われる。

監理ポストから整理ポストに移行し上場廃止がほぼ決まれば、あと一か月ほどしか取引はかなわない。様々な思惑が絡み、激しいマネーゲームが……と考えられるのだが、現在の売買規制を考えると、それほど大規模なものにもならないのではという推測も成り立つ。

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