【更新】ココアで心疾患死亡減、また品切れ続出か?
2006年03月07日 08:30
[YOMIURI ONLINE]によると、ココアを飲んだりココアやチョコレート成分の入った食品を食べることで、血圧が下がるだけでなく、心臓病などによる死亡率が減少する可能性のあることが、オランダの研究チームの追跡調査で分かったという。アメリカの医師会雑誌で発表されたとのこと。
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記事によるとこの調査は、1985年に始められたもので、オランダ人男性470人を対象。ココア(成分)摂取量に応じて三つの群に分け、15年間追跡調査した。その結果、ココアを最も多く摂取したグループ(平均ココア飲料1日1杯分ほど)の血圧はココア摂取ゼロのグループと比べ血圧が低く抑えられていた。
さらに心疾患で無くなった152人についてココア摂取量で調べると、摂取量が多いグループは少ないグループの半分に過ぎなかった。体重、喫煙、運動、アルコールなど、心疾患に関連が深いとされる他の要因を考慮しても、この差は歴然としていた。
研究チームではこの結果について、「心疾患の死亡率が下がったのは、ココアによる降圧作用だけでなく、ココアに含まれる抗酸化物質などの要因が考えられる」と説明している。
昔お昼の奥様向け番組でココアの効用を紹介してから、ココアが飛ぶように売れ、近年の寒天ブームのように店頭からココアが姿を消してしまうほどの騒ぎとなり、新聞で品不足に対するお詫び広告が掲載されるという社会現象がおきた。今回の結果がもしそういう口コミ対象となりやすい番組などで報じられることがあれば、またココアブームが再来することになるのだろう。
(最終更新:2013/09/04)
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