「おしゃれ用カラーコンタクト」で炎症、厚生省が業界に注意要請
2006年03月01日 12:20
【NIKKEI NeT】によると、ヒトミが青や茶色に見えるということで若者に人気の「おしゃれ用カラーコンタクトレンズ(度無し)」が、目の粘膜に炎症などを起こしやすい傾向にあることが、【国民生活センター】の調査で分かった(【調査結果レポート】)。これを受けて【厚生労働省】は2月27日、業界団体の【日本コンタクトレンズ協会】に、使用者向けの啓蒙活動に乗り出すよう要請した。
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厚生省の要請は、国民生活センターが早急な対策を要望したことを受けてのもの。要請では「傘下の販売業者が使用者の安易な購入を助長しないよう注意喚起し、使用者には適切な啓発活動をしてほしい」としている。
レポートでは消費者へのアドバイスとして、
・視力補正を目的としたコンタクトレンズは、比較的リスクの高い医療機器である。視力補正以外の目的では安易に使用しないほうがよい
・おしゃれ用カラーレンズは医療機器ではない。細胞毒性や色素の溶出が認められるなど、安全性や品質に問題のあるものがみられたので十分気をつけよう
・おしゃれ用カラーレンズ装用により視力、夜間視力、動体視力が大幅に低下する場合があり、これらを装用して夜間に車等を運転することは危険である
としている。実際に利用している人はこれらの点に注意されたい。
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