詳細は上記関連サイトを参照してほしいが、7インチほどの画面を持つ単行本を一回り大きくしたほどの大きさで、重さは大体1キロくらい。基本的に画面上に直接触れて入力を行うタッチパネル・タッチペン方式。搭載OSは当然WindowsXP(特別仕様版)となる。サムスン以外に中国(方正グループ)や台湾(アサステック・コンピュータ)メーカーが各1社、計3社が4月以降に製品を発売するという。なぜか今のところアメリカのメーカーからの参画予定は発表されていない。

位置的にはノートパソコンより小型で、携帯情報端末よりは大きいという、「少々大きめで機能豊富な携帯情報端末」というところ。無線インターネット機能やブルートゥース機能、携帯プレイヤーとしての音楽・動画再生機能、電子メール機能、カーナビ機能なども備えているという。

発売日は4月以降だが、アメリカや日本などでは6月開催のサッカー・ワールドカップに向けての発売を準備しているとのこと。

どれだけ機能が充実しているか、そしてサポートは十分なのか、そもそもハンディタイプPCのニーズが市場を形成するほど存在するのかさまざまな問題点は否定できない(過去にもノートパソコンより小型のタブレットPCは山ほど発売されているが、一市場を形成するほどには至っていない)。コストパフォーマンスをはじめ、どれだけマイクロソフトが本腰を入れてくるかによって、市場に受け入れられるか、そして新しい市場を創造できるかが明らかになることだろう。

個人的には、企業向けの端末としては最適な気がするのだが、逆に考えるとパーソナルユースとしてはどうかな……というところ。具体的な商品が出てこないと判断のつきにくいところではあるのだが。もちろん期待しないわけではない。

(最終更新:2013/09/04)