これはライブドアオートの株式を260万株(1.1％)保有している大株主である翼システムが、ライブドアオートがライブドアに行った第三者割当増資は著しく不公正であり、さらに第三者割当増資に伴う払い込みそのものが仮装であるから無効だとするもの。

今意見に対しライブドアオート側では、当時同社側には資金調達の必要性が確かに存在し、ライブドアへの子会社化には必然性があり将来の成長にプラスとなると認識できていたこと、だから今件は著しく不公正というわけではない、また「払い込みが仮装である」という主張も、合法的に実施されているものであって問題は無いと断じた。

一方当リリースでは、翼システムから、「株式処分禁止、新株予約権処分禁止、及び議決権停止仮処分命令申立書」が東京地方裁判所から到着し、それについて対処検討中であることも伝えられている。仮処分がいつのまに通ったのかということも驚きだが、ライブドアオートにしてみればライブドアに同様の話を投げかけている最中に頭の痛い案件を抱え、大変な状況にあることがうかがえる。

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