リリースによれば今回の「メディアイノベーション」への商号変更は、【ライブドア(4753)】に依存していた経営と決別し、独立した会社として健全な業務運営を行っていくという決意を具象化するための一つの手法とのこと。

同社は3月2日の段階で、社名を「イノベーションメディア」に変更するのではないかという報道があったのに対しそれを否定する声明を発表している。いざフタをあけてみれば、「メディア」と「イノベーション」をひっくり返しただけであり、やはり半ば情報がリークされていたのだということを改めて実感させられた一件といえよう。

商号の変更には手間ひま以外に経費もかなり必要とされる。中長期的な戦略にも大きな影響を及ぼすことは言うまでもない。ライブドアとの資本関係の縮小・解消とあわせ、ライブドアマーケティングにはこれからもさまざまなハードルが待ち受けていることだろう。「メディアイノベーション」に新生成った同社が、どのような改善策を模索し、実行していくのか、「次なる手」に注目したいところだ。

ちなみに社名の由来だが、「メディア」はもちろん媒体とか報道機関・ツールのこと。そして「イノベーション」とは「技術革新」とも訳されることが多いが、人々に新しい価値をもたらす行為、刷新などを指す。つまり「刷新されたメディア」という意味とも受け取れる。新たに羽ばたこうとする同社にとってはうってつけの社名といえよう。

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