記事によると信託の手続の実施で楽天側の議決権確保が継続し、株主総会における相当量の影響力が確定した場合提携協議が決裂する恐れもあったが、両社はそのような事態は避けるべきであると判断。6月末までの3か月程度の延長を前提として協議が続けられることになるようだ。

延長協議の中で葉、業務提携の第一弾として、TBSのバラエティー番組と楽天のオークション事業を連動する企画をまとめるという。

信託したTBS株式について、どこまで楽天が株主としての権利を放棄するか、そしてそれを明文化するかが気になるところだが、両社が「大人の対応」を遵守すればそれほど大きなもめごとにはならないだろう。とはいえ、両社とも今件では「やんちゃ」なところを見せているのも事実であり、何かささいなことをきっかけにまた一悶着起きる可能性も十分にある。

権利確定後の4月以降、どのような動きを見せるのか注目したいところだ。