ヤフー(4689)、4月から中高年向けサイト「セカンドライフ」オープン
2006年03月22日 06:30
【Fuji Sankei Business i】によると、[ヤフー(4689)]は俗に言う団塊世代を中心とした中高年向けインターネット事業を始める。その足がかりとして専用のポータルサイト「Yahoo! セカンドライフ」を4月1日にプレオープン、旅行や趣味、健康などの情報を提供。将来は物販や金融サービスにも展開を予定しているという。
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現在のところヤフー自身の発表が皆無なので詳細は不明だが、記事によるとヤフーの今回の動きは、定年期を迎える団塊世代が今後急増し、それと共に同世代の利用者も増えることが予想されるためのもの。ページをビジネスやくらし、健康、旅などの9分野にカテゴリー化し、有名料理人など専門家による記事や関連ニュースを掲載するという。さらに将来は情報提供サービスにとどまらず、関連商品のオークションや宿泊予約、金融商品サービスなども行う。プレオープンは4月だが、正式オープンは7月1日からだという。
調査によるとヤフーの利用者のうち50代以上の、「セカンドライフ」のターゲットに該当する比率は約2割。まずはこの利用者に、色々なヤフーのサービスを若年齢層なみに使ってもらえるようにする狙い。
団塊世代向けサイトやネットビジネスとしては、【STAGE】や[楽天(4755)]の『シニア市場』、【NEC(6701)】の【Station50】など参入が相次いでいる。懐古主義の傾向や小金持ちとなったこの世代向けを狙った新規ビジネスの展開は、これからも成長を続けることだろう。総額80兆円ともいわれる団塊世代の退職金を狙っているとも言われる今市場に、ネットサービスの大御所であるヤフーが参入したことで、その動きはますます加速されるに違いない。
(最終更新:2013/09/04)
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