ヤフー(4689)、ショッピングモール出店企業情報3169件をウィニーで流出

2006年03月21日 06:40

[ヤフー(4689)]が提供しているインターネットサービスの一つ、ネット上の仮想商店街サービス【Yahoo! ショッピング】に出店している企業3169社の情報などが、ファイル交換ソフト「ウィニー(Winny)」によって流出していたことが明らかになった。現在ヤフーなどのリリースは発表されていないが、業務委託先の【ネオ・コミュニケーションズ・オムニメディア(NEOCOM)】では3月20日づけで【プレスリリース】が発表されている。

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リリースによれば、流出元でヤフーが法人顧客のサポート業務を委託していたNEOCOMの社員が、「規則に違反して自宅にて業務を行う目的」でNEOCOM社とヤフーの業務上の情報を個人所有のパソコンに保存、このパソコンでウィニーを使っていたためウィルスに感染し、2005年12月にウィニー上に情報が流出したという。

流出した情報の内容は発表によると

・弊社従業員情報(氏名、メールアドレスなど) 126名分
・ヤフー株式会社の従業員情報(氏名、メールアドレスなど) 102名分
・Yahoo!ショッピングのモール出店企業に関する企業情報
(2004年4月・12月時点の取扱高等の経営情報および担当者氏名、電話番号、メールアドレス) 3169件分


とのことで、サービス利用者の個人情報は含まれていないという。

冗談抜きで「日刊ウィニー流出情報」ができそうな勢いだが、今件もまた、「規則に反し」「個人所有のパソコンに秘匿すべき情報を持ち込み」「そのパソコンでウィニーを使っていたため」情報が流出している。この3つを守るだけでも、企業レベルでの被害は相当減ると思うのだが、どうだろうか。本人の情報については……自己責任ということで(苦笑)。


■関連記事:
【「日刊ウィニー(Winny)流出情報」のような毎日に備えるために】

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