【更新】特定保健用食品(トクホ)、2年間で11%の伸び、6300億円に
2006年03月20日 19:20
[YOMIURI ONLINE]の報によると、「特定保健用食品(トクホ)」の2005年度販売額が推定で6299億円となり、2年前の2003年度に比べると約11%増加した事が、【日本健康・栄養食品協会】の調査で明らかになった(【発表リリースページ】)。
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記事や発表リリースによれば、この2年間で乳酸菌やオリゴ糖など成長関係の食品の伸びが鈍化する一方、血圧やコレステロールをコントロールする食品の伸びが著しいのが特徴。この傾向から、生活習慣病の予防への関心が高まっていることがうかがえる。
特定保健用食品とは、「血圧をコントロールする」「胃腸の調子を整える」などの効能が科学的に証明されていると国(【厚生労働省】)が認めた健康食品で、「トクホ」とも呼ばれている。このように食品に健康表示を具体的に表示することを許可するシステムは世界で初めのことであり、注目を集めているという。なお現在特定保健用食品には398品目が認定されている。
販売額では相変わらず乳酸菌関連が(認定されている数が多いせいもあり)3500億円ほどともっとも大きかったが伸び率は3%に留まっている。一方、食用油などコレステロール関連食品(228億円)で倍増。血圧関係も67%増の147億円、中性脂肪・体脂肪関係の38%増・880億円と続く。
特定保険用食品の動向だけで断定はできないが、世間一般の食生活に絡んだ健康への関心は、整腸関係から生活習慣病、特に肥満関係に移ってきているということができるだろう。
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