【更新】認知障害には1日2杯の緑茶が効果的!? 東北大調査結果

2006年03月03日 08:00

[YOMIURI ONLINE]によると、緑茶を一日2杯以上飲む人は、週3杯以下の人に比べると、記憶力が衰えるなどの認知障害になりにくい傾向にあることが、【東北大大学院医学系研究科】の栗山進一講師らの調査で明らかになった。

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認知障害は、脳の神経細胞が活性酸素などで傷つくことが原因の一つだと考えられている。一方で緑茶などに多く含まれるカテキンに、活性酸素の働きを抑えたり、神経細胞が傷つくのを防いだりする働きのあることは動物実験などで確認されている。今回、栗山講師らによるような、人間を対象に効果が裏付けられたのは初めて。

調査結果によれば、緑茶を一日2から3杯飲む人の効果が明らかになったという。また、飲みすぎても効果が増加することはなく、「カテキンが効くならカテキンを多量に摂取すれば良いますます効果がアップ」ということではないらしい。

今後栗山講師は海外など緑茶を飲まない人に調査に参加してもらい、調査対象の一部に緑茶を試してもらった上で調査を行いたいとしている。

カテキンのさまざまな症状に対するプラス効果は報告されているが、認知障害に効く可能性があるというのは初めて聞いた。しかもデータそのままを読む限りでは、確率が半分以下にまで減るという。祖父・祖母や両親に、緑茶をプレゼントするのも孝行の一つといえるようになるのかもしれない。

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