個人宅用小型風力発電機「エアドルフィン マークゼロ」発売
2006年02月28日 08:30
【Mainichi INTERACTIVE】によると小型風力発電機メーカーの【ゼファー】が、小型風力発電機【エアドルフィン Mark-Zero(マークゼロ)】を発売した。プロペラが付いた風車型の発電機で、住宅や施設に取り付けて使う、オーソドックスなタイプのもの。
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同風力発電機は「効率が高くしかも安全」「静かで発電効率も高い」「性能が良く価格も割安」という一見無茶な要望に応えるべく、ゼファー以外に【東レ(3402)】や【日東化工(5104)】【横河電機(6841)】【NEOMAX(6975)】【NTN(6472)】【岩崎電気(6924)】など多種メーカーや研究機関などの協力を得て開発に成功したもの。
プロペラの回転直径1.8メートル、風力2.5メートルの弱風から50メートルの強風まで発電が可能、平均風速6メートルで、平均的な家族の平均消費電力量の1/3に相当する100キロワットを発電できるという。従来型では風速10メートル台での対応しかできなかったという。また、騒音の大幅減少などの実現にも成功している。
すでに一般家庭や学校・教育機関、企業のビル屋上、山岳地帯、砂漠地帯など、多彩な場所での利用が行われている。定価は税込で47万2500円。オプションとして同社が発売している太陽電池モジュールとの連動用ポールやバッテリーなどがある。
初期投資にそれなりの額はかかるが、それでもかつてのものと比べれば格段に安くなっている。太陽電池ユニットと合わせれば(維持メンテナンス費がどれくらいになるか一抹の不安があるものの)家庭で消費する電力うち相当量を自己発電できそうである。例えば購入費用の一部だけでなく、維持費の一部についても公的機関がバックアップすることで新築・既存住宅への導入をうながすような施政をしてくれないものだろうか。
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