東京地裁、ヒューザーの破産手続き開始決定

2006年02月17日 08:30

【NIKKEI NeT】によると耐震強度偽装問題にからみ、偽装マンションの住民らが販売会社の【ヒューザー】の破産手続き開始を申し立てた問題で、東京地方裁判所は2月16日、手続開始を決定すると共に破産管財人に瀬戸英雄弁護士を選任した。財産状況報告会は9月13日に同地裁で開かれるという(【帝国データバンクのデータ】)。

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この申立ては、ヒューザー側の資産がこれ以上流出「など」することを防ぐため住民が行ったものだが、ヒューザーはヒューザーで、国や地方自治体、事件に関連する他企業などに莫大な損害賠償請求を行い、住民への賠償などにあてる目論見を立てている。

ビジネスでの言い回しに「ピンチをチャンスに換えろ」というのがあるが、非常識・倫理的に間違っていない限りという前提条件があるのは言うまでもないこと。某地方自治体の長がヒューザーの小嶋社長をして「コペルニクス的莫迦モノ」と表現したが、確かに言いえて妙であり、そのような発想を続けている以上、破産手続き申し込みは当然であり、地裁の決定もむべなるかなというところだろう。

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