テレビで「社会」新聞で「政治」ネットから「生活」、使い分けられる情報源

2006年02月07日 08:30

インターネットイメージ【日本能率協会総合研究所】が2月3日に発表したレポート【日常のメディア接触に関する調査】によると、ネットユーザーが日々利用している情報源は意外にも「テレビ」だったことが明らかになった(【参照記事:NIKKEI NeT】)。また、新聞や放送からは「政治」「社会」、インターネット自身からは「生活」情報を仕入れるという数字が多く、メディアをうまく使い分けているありさまが見て取れる。

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調査の対象はインターネットを利用している人。「各メディアからどのような情報を得ているか」という質問に対しては、テレビ・ラジオで「社会」がトップ(それぞれ79.9%、21.5%)、新聞では「政治」がトップ(68.9%)となり、政治社会などの情報分野では、既存のメディアがいまだに権威を確保していることが明らかになった。一方でインターネットは「生活」がトップの68.0%、続く項目も「文化・芸能」など、エンターテインメントサイドの情報であることがうかがえる。

各メディアで得る情報(リリースより抜粋)
各メディアで得る情報(リリースより抜粋)

今調査は「ネットユーザー」からのものであるが、それを前提とした上でも新聞やテレビ・ラジオのような非ネットメディアに信頼が厚いことがあらためて明らかになったといえる。それと同時に、インターネットが「情報」という分野で新聞やテレビに迫る影響力を得ていることがあらためて裏付けられたといえるだろう。

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