今度はウィルスで証券取引所が取引停止。ただしロシアでの話

2006年02月05日 12:20

【IT Media】が報じたところによると、【ロシア証券取引所】で2月2日、コンピュータがウィルスに感染し、取引が一時中断したという。セキュリティ企業が明らかにした。

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具体的にはロシア証券取引所のインターネットに接続されたコンピュータが1台ウィルスに感染、その端末から大量のメールが送信され通常のメール送受信ができなくなり、それが元で株式市場・先物市場などの取引が一時中断したという。現在では取引は再開されているが、システムに不正アクセスされた危険性も指摘されている。

日本では幸いにも外部からの侵入によるものや、ウィルスの感染で取引所の運営に支障が生じることはまだ無いが、システムレベルでの見積りの甘さや認識の足りなさで数々のトラブルを起こしていることは既知の通りである。インターネットやパソコンという便利な道具のおかげでさまざまな便益を享受している昨今ではあるが、それに伴うリスクを日頃からの「危機管理」で補い、トラブルが起きないようにすること、そして万一起きても対処できるよう万全な備えをしておくことが(特にインフラの部門では)必要となるだろう。それらは立派な「必要経費」足りうるのだから。

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