記事では【イオン(8267)】のランドセルブランド「トップバリュ」をもとに、どの色が一番人気なのかが調査されている。今年の場合、女の子にはローズピンクやピーチ、チェリーピンクといった明るめのピンク系が、男の子には黒、ネイビーやマリンブルーなどが人気が高いという。また、ハーバーブルー(鮮やかな青)のランドセルは男女ともに好評とのこと。ただ、やはり王道の「黒」と「赤」が一番人気のランドセルであることに違いはないようだ。実際、『アマゾンで調べてみても』、『楽天市場で検索しても』上位を占めるランドセルはほとんどが黒と赤のものだった。

参照記事には無いが、ランドセルといえば虎革だの金メッキだの純金製だの亀の甲羅だの、果ては尾長鶏のランドセルまである(【参考記事】)。ある意味、親莫迦ここにきわまれり、という感じがしなくもない(あるいは車の装飾のような感覚なのだろう)。だが次々に新商品が開発されるということは、それだけニーズがあるという証(あかし)に違いない。もちろん子供にしてみれば、見栄えのよさはもちろんだが、何よりも「使いやすさ」を第一に選びたい、選んで欲しいという気持ちがあるはずだ。

昔は小学生の集団下校といえば、ランドセルの黒と赤、そして帽子の黄色がわさわさと群れをなして動いているようなイメージがあった。今は青やピンク、緑などさまざまな色に彩られた群集になるに違いない。価値観の多様化、と表現するのはあまりにも大げさすぎるかもしれないが、ランドセルの傾向を見ていると、そんな気がする。

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(最終更新:2013/09/04)