大証(8697)、新売買システム稼動、処理能力7倍に
2006年02月27日 12:30
【大阪証券取引所(8697)】は2月27日から、同一・二部市場と日経平均先物などのデリバティブ市場の新売買システムを稼動させた。旧システムに比べると処理能力は7倍にもおよび、注文量の急増にも対応出来る。さらに今夏をめどにシステム能力を2倍以上に増強する予定。すでに1月30日にはヘラクレス市場でも新システムを導入しており、全市場のシステムが刷新されている(【参照記事:NIKKEI NeT】、【大証発表】)。
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また関連市場の気配値表示がシステム能力の向上に伴いパワーアップされ、対応する証券会社では豪快なまでの気配値表示も行われるようになった。写真はEトレード証券における【任天堂(7974)】の気配値だが、まだ機関投資家や証券会社・金融機関などの自己売買部門における専用端末には及ばないものの、これまでのものと比べたら月とスッポンである(特に売り買い1枚ずつの表示だったヘラクレス市場では鼻血が出そうな違いだ)。
月超えのトラブルの可能性は捨てきれないが現在のところシステムはきわめて順調に動いているようで、遅延などの情報も皆無。
最終的な評価は数か月の実働を経た上で行う必要があるだろうが、現状では及第点以上の点をあげても良いだろう。当然市場もこれを好感しており、大証の株価は上場来初の100万円を突破している。
東証もこれくらいの板情報が提供されるようになるとありがたいのだが。
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