ドン・キホーテ(7532)、オリジン東秀(7579)株式を過半数まで買い増すと明言
2006年02月17日 08:30
【ドン・キホーテ(7532)】は2月16日記者会見を行い、先日保有比率を46.21%にまで増加させたと発表した【オリジン東秀(7579)】株式について、「51%程度まで買い増す」ことを強調した(【参照記事:NIKKIE NeT】)。
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記事でも指摘されている通り、TOB(公開買付)失敗後に通常の市場内取引で株式を買い増す手法は現行法上問題ではないとの見方も多いが、一方でTOBが必要な「一連の取引」の解釈にはあいまいなところが多く、意見が分かれるところではある。これもリリースにある通り、「現行法では認められている行為であり、グレーとされる部分ですらない」とドン・キホーテ側では主張している。
オリジン東秀についてはすでに【イオン(8267)】もTOBの最中で、その成功条件は過半数の株式取得。仮にドン・キホーテ側が過半数のオリジン東秀株式を主張どおり買い増せれば、自動的にイオン側TOBは失敗することになる。イオンの影響力を排したいドン・キホーテ側にしてみれば、その効果も狙っているのかもしれない。
なお関連銘柄の株価については、オリジン東秀、ドン・キホーテ共に先日2月16日は大幅に下げている。イオンの動向次第ではさらに乱高下が予想されよう。
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