マツダ(7261)、水素・ガソリンの両方で走行できる水素ロータリーエンジン車のリースサービス開始
2006年02月17日 08:30
【マツダ(7261)】は2月15日、水素でもガソリンでも走行できるデュアルフューエルシステム(直訳すると「2方式燃料機構」、運転席でのスイッチ切り替えで、水素/ガソリン走行を選択できるシステム)を採用した水素ロータリーエンジン車「マツダRX-8ハイドロジェンRE」の国土交通大臣認定を取得したことを発表した(【発表リリース】)。これに伴い、民間企業2社とのリース販売契約に合意、3月下旬からリースが開始される。税込で月42万円の予定。
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「ハイドロジェンRX」はスポーツカーの「RX-8」をベースにした車体に独自開発のロータリーエンジンを搭載したもの。水素とガソリンのどちらを使うかは運転者がスイッチで選択できるので、水素切れを心配せずに走れる。満タンで、水素のみの使用では100キロ、ガソリンのみ使用549キロの連続走行が可能。
「マツダRX-8ハイドロジェンRE」
同車は既存の部品や生産設備を活用できるので低コストでの実用化と高い信頼性を得ることができたとしている。また、水素ロータリーエンジン車のリース販売は世界で初めてのこと。
リース先は水素供給ステーションなどを開発しているエネルギー関連企業の岩谷産業と出光興産。今後地球に優しいなどの利点をアピールすれば、さらなる量産化とコストダウンは可能になるだろうし、供給ステーションの件数増加も可能となるだろう。日本はこのエコカーの分野では最先端を突き進んでいる。普及のさきがけとして、今回の初リース販売は応援したいところではある。
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