ブログ急成長で毎時5万件の書き込みとの調査結果。更新通知を装うスパム問題への懸念も

2006年02月11日 18:00

【PC Web】によると、アメリカの【Technorati】社は自社ブログ内において、ブログの世界的な利用事情などを調査した最新版レポート【State of the Blogosphere(英語)】を発表した。同社はブログの検索サービスを提供しており、当然ブログに関するデータの収集が業務であるだけに、その内容には興味をそそられるものがある。

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詳細は参照記事や原文レポートを確認してほしいが、概要としては世界のブログ数は約5か月半で倍増する勢いを見せ、現時点でも毎日7万5000件以上ものペースで増えているという。さらに作られっぱなしということではなく三か月以上更新されているブログは半数以上もあり、毎週必ず更新されるものは約270万件にのぼるという。

Technoratiが把握しているブログ数(State of the Blogosphere)
Technoratiが把握しているブログ数(State of the Blogosphere)

ブログへの書き込みは毎日120万件。計算すると世界で一時間あたり5万件もの書き込みが行われていることになる。大事件の後にはその数はさらにのびるという。

同時に記事やレポートでは、更新のふりをして更新通達を送りまくったり、犯罪目的に立ち上げられるブログも少なくないとし、注意を呼びかけている。

かつて広告つきながら無料でホームページの作業エリアが提供されるサービスが流行り、それに伴い多くのホームページが開設された。だが面倒くささや意外にハードルが高いことなどから、しばらく経つとブームも去り、過半のホームページは放置されたままになっている(検索エンジンで色々なキーワードで調べものをしていると、そのようなもう何年も更新されていないホームページをいくつも見つけることができる)。もちろんこのような現象は、検索機能の精度を下げる可能性もあり、今後大きな問題になりうる(意味のある保存なら問題はないのだが、保存と放置は別物)。

今後、ブログが同じようなことにならないか、多少不安ではある。

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