富士写真フィルム(4901)、医薬品業界に進出

2006年02月20日 08:30

【NIKKEI NeT】によると富士写真フィルム(4901)は新たに医療品事業に進出するという。創薬ベンチャー企業である【ペルセウスプロテオミクス】に資本参加し、同社の医療品の開発技術を活かし、がんや糖尿病向けの新薬を開発・販売する計画だという。

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具体的にはペルセウスの第三者割当増資を富士写真フィルムが引き受け、発行済み株式の22%を持つ筆頭株主になったという(出資額は約10億円)。ペルセウスは東大教授らの医薬品技術をもとに研究用試薬や診断薬を開発するベンチャーで、2004年度の売上高は約3000万円。

「写真と創薬に何の関係が」ということだが、両社から詳しいリリースが出されていないので詳細は不明だが、記事によれば富士写真フィルムがフィルム事業で構築した化学物技術を活用するのだという。そして写真フィルム市場縮小による収益ダウンをカバーするとのこと。

収益確保云々ということで眉をひそめる人もいるかもしれないが、新しい薬を創る分野に資金が投入され、役立つ薬が開発される可能性が増える・高まるのは良いことであるに違いない。薬の開発は一朝一夕にできるものではなく、ぼう大な資金と長大な時間が必要となる。一つでも多くの開発ラインを設けることは、その企業自身はもちろん、薬を待ち望んでいる患者・病人のためにもプラスになることだろう。

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